「ロボットは、人間が頭部や胴体に入って乗って操縦するのが基本ですよね」
「そうですね、人間よりも大きくなってしまいますね。ガンダムのモビルスーツもスーツとは名ばかりで、従来のロボットと変わらないですよね」
「リアルでは、人型ロボットにしなければならないということはないのですが、その人型を生かした利用法はあるのでしょうかね」
「そうですねぇ、その人型ロボットがまた、より大きな人型ロボットに乗る時に必要となるのではないでしょうか?」
「なるほど、それを大きくなる方向に何段階にも進めてロシア人形みたいにするという事ですね、それではいっそのこと、人間そのものをそのシステムから排除して、人間サイズのロボットを造り、その人間サイズのロボットを操縦する小さい人型ロボットを小さい方向へも何段階も造るようにすればよいのではないでしょうか、そうすればどんなサイズの作業にも対応出来るようになりますからね」
「宇宙での作業から、人体の中の作業まで、オールマイティーに、外見上一体の巨大ロボットで可能となるわけですね」
「しかし、一番奥のロボットが外に出るにはいったいどれだけの手間と時間が必要なんでしょうかね」
「…」