「タイムマシンの規則はおわかりですね」 「ええ、鑑賞するだけで干渉はしてはならない」 「そう、時代は変えてはならないですからね。 それで、一回一億円の費用がかかりますが、何時の時代にしますか?」 「おととい」 「えっ?」 「おととい」 「… 一億円かかるんですよ」 「だって、よく子供の頃から江戸っ子の父に おととい来やがれって云われ続けてて おとといとはどんなものかと思いまして」 「はい… おとといですね」