日本人は、将来に対してなど不安を感じ易く、パニック症に陥る人が多い。それは、遺伝子にも刻まれていることなのだ。
「アメリカ人って、おおらかでいいわね、将来に対しての不安とか無いの?」
「お金が無くたって、容姿が悪くたって、なんとかなるもんさ、君たちは心配のしすぎだよ、だから病気とかになっちゃうんだ」
「でも、どうしても最悪なシナリオを思い浮かべてしまうのよ」
「どうしようもなくなったら、弱い者からお金や物を奪えばいい」
「えっ! それって犯罪じゃないの!?」
「いや、昔けんかに勝ったという実績だけで、一生せびることができるものさ」
「… 私たちのことね、私たちは、勝った者を称え、従ってしまうからね、そしてまたやっても勝てないと思い込むの」
「そう、恨みを忘れて媚びて生きようとしてくれる。ぐづった時の脅しもポーズだけでいい」
「ここは宗教の無いところだからよ、葬式仏教に、クリスマスキリスト教、正月神道… なんのポリシーもビジョンもプライドもないの」
「イラクも日本のようにしようと思ったんだけどね」
「『普通の国』には日本の真似はできないわ」
「君達のおかげでよけいに痛めつけてしまったよ」
「ハイテク機器や戦闘機の基盤、基盤を洗浄する超純水も提供してしまったわ」
「超純水がなければ製品のほとんどが不良品になってしまうからね、感謝しているよ、パソコンの安価普及もこれがかなめだったからね」