ss0276 単細胞生物
「単細胞生物って何万年も進化してないよな」
「完成されているんだよ、一つの細胞に口の部分があって、肛門の部分があって、光を感じる部分もある。鞭毛とかで移動だって出来る。しかもほとんどエネルギーを使わない高度なナノテクノロジーを持っている。無駄のない究極の生物なんだ」
「しかし、ただ生きているだけだよな」
「まあ、そうだが、食物連鎖の最底辺という一番基本的で重要なポストを担っている。単細胞生物がいなければ生物界そのものが存在できない」
「そう考えるとすごいやつらなんだな。で、単純作業しかできない今年の単細胞生物なみの進入社員の教育なんだが…」
「そうだな、かわいい娘は食べちゃっていいよ、毎年そうしているじゃないか」
「組織の活力材か…」